802.11ax想像を超えるビジネスWi-Fiを
効率・容量・性能をパワーアップ
Wi-Fi 6が求められるワケは?
- ワイヤレスデバイスの需要拡大
- 帯域幅要件の増加
- AP間のより大きな干渉
Wi-Fi 6がもたらすものとは?
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より大きな容量:
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より良い性能:
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より高い効率:
より多くのデバイスと
同時接続可能に
——MU-MIMOのアップリンク&ダウンリンク
802.11axは、802.11ac MU-MIMOと比較して4x4から8x8に拡張され、アップロードとダウンロードの両方で処理ができます。アップリンクとダウンリンクに8x8 MU-MIMOを備えた802.11axアクセスポイントは、高密度環境下で提供できる容量が従来のSU-MIMO(シングルユーザーMIMO)と比べて最大4倍となり、より多くのデバイスの同時接続を実現。ビジネスの成長に合わせてネットワーク容量も拡大させることが可能です。
接続可能デバイス 1000 台以上
OFDMAによる効率アップ
WiFi 6では、OFDMAを使用してチャンネルをより効率的に使用し、遅延を減らします。 WiFiをルーターから各端末までデータを運ぶトラックとして考えてみましょう。 802.11acでは、各トラックが1つの荷物を1つのデバイスに配送するだけでしたが、OFDMAを使用すると、各トラックで複数の荷物を複数のデバイスへ同時に届けることができます。これはアップロードとダウンロードの両方で機能し、通信の効率が大幅に改善されます。
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待機中クライアント 2待機中伝送データ
802.11ac | OFDMAなし
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クライアント 1クライアント 2クライアント 3伝送データ
802.11ax | OFDMAあり
1024-QAMで
一度により多くのデータを
256-QAMと比べて25%高速
1024-QAMでは、各シンボルが8ビットではなく10ビットを伝送し、802.11ac 256-QAMと比較して元の速度を25%向上させます。 Netflixの視聴やライブストリーミング等がよりスムーズに行えます。
(0.4 μs GI)
(0.8 μs GI)
802.11ac (Wi-Fi 5) | 802.11ax (Wi-Fi 6) | |
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データサブキャリア数 | 234 | 980 |
シンボル長 (μs) | 3.6 (3.2 symbol + 0.4 GI) | 13.6 (12.8 symbol + 0.8 GI) |
有効データサブキャリアレート | 65 | 72.05882 |
改善 | 1.108597 |
より広範囲・高速に
4倍のOFDMシンボル長
OFDMはデータ送信のシンボルであり、データを細かなサブキャリアに分割することで安定性の向上と、より広範囲なWiFi接続を可能に。802.11axでは4倍のOFDMシンボル長で4倍のサブキャリアを作り出します。それにより、WiFi6の長いOFDMシンボルが範囲を広げ、速度を11%向上させます。
企業におけるWi-Fi干渉を最小限に
BSS Coloring
システム容量をさらに増やし、同一チャンネルの干渉を減らすために、802.11axには新しいBSS ColoringとSpatial Reuse技術が追加されました。各APにColorを設定して隣接するAP同士を区別し、Colorを識別することでワイヤレスチャンネルリソースの伝送効率をさらに向上させます。 またチャンネルの空間再利用が実装されており、オフィス・レストラン・ショッピングモール等の高密度環境下におけるネットワークパフォーマンスと容量を大幅に改善できます。
- 干渉なし
- 干渉あり
· 同一チャンネルを全てブロック
· 同一チャンネルの同じColorのみをブロック
接続端末の
消費電力を削減
Target Wake Time
Target Wake Time(TWT)機能が、クライアント端末がデータを送信または受信するためにいつ、どのくらいの頻度で起動するかを調整します。これによりデバイスのスリープ時間が増え、モバイルやIoTデバイスのバッテリ寿命が大幅に向上します。