Omadaコントローラー アップグレードガイド

本ガイドをご確認のうえアップグレードパスを決め、表示される手順に沿ってコントローラーをアップグレードしてください。現在の構成を維持でき、全体的なアップグレードのダウンタイムが短縮されます。

アップグレードパスとバージョンについて

使用しているOmadaコントローラーのタイプに関わらず、さまざまな形式のOmada SDNコントローラー4.1.4にアップグレード可能です。

旧バージョン
SoftWare Controller

Omadaソフトウェアコントローラー

3.1.4以降

HardWare Controller

Omadaハードウェアコントローラー

OC200: 1.2.0以降

 
新バージョン
SoftWare Controller

Omada SDNソフトウェアコントローラー

4.1.4

HardWare Controller

Omada SDN ハードウェアコントローラー

OC200: 1.3.0

OC300: 1.0.0

CloudBased Controller

Omadaクラウドベースコントローラー

Coming Soon

現在Omadaソフトウェアコントローラー v3.1.4(Omadaハードウェアコントローラー v1.2.0)以前のバージョンを使用している場合は、まず上記のどちらかにアップグレードしてから本ガイドをお進みください。

互換性リストの確認

Omada SDNコントローラーでは、対応ファームウェアを備えたデバイスのみ構成および管理ができます。

View the Omada SDN互換リストから、デバイスがOmada SDNコントローラーと互換性があるか確認できます。デバイスの画像をクリックしてファームウェアを確認し、最新バージョンを使用していない場合は、最新のファームウェアをダウンロードしてください。

 

機能の更新

コントローラーのアップグレード時には、設定が必要な機能と設定済み機能の2階層の変更があることにご注意ください。

1. 設定が必要な機能

これらの機能は手動で設定する必要があります。直接対応するソリューションを持つ機能ですが、自動的にアップグレードすることはできません。

Wireless Control > Access Control

Omada SDNコントローラー 4.1.4のネットワークセキュリティモジュールで、アクセス制御がACLに更新されました。新しい機能では、トラフィックがゲートウェイ・スイッチ・EAPを通過する特定のクライアントまたはグループに適用できます。

アクセスコントロール設定を復元したい場合は、アップグレード後に Settings > Network Security > ACL の順で進み、EAP ACLルールを手動で設定してください。

Wireless Control > Portal

Omada SDNコントローラー 4.1.4でポータルが改善されました。SSIDおよびLANネットワークで有効になります。 1か所で許可されるポータルは1つだけで、単一の認証タイプ(認証なし・シンプルパスワード・ホットスポット・外部RADIUSサーバー・外部ポータルサーバー等)に対応します。ホットスポットの場合は、バウチャー・ローカルユーザー・SMS・RADIUS・Facebookから1つ以上の認証モードを選択できます。

ポータル設定を復元したい場合は、アップグレード後に Settings > Authentication の順で進み手動で設定してください。

Wireless Control > Free Authentication Policy Omada SDNコントローラー 4.1.4では、ポータルの下位機能としてFree Authentication Policy がAuthentication-Free Policyに変更されました。これにより、特定のクライアントがポータル認証なしでインターネットにアクセスできるようになります。
2. 設定済み機能

これらは新しいデザインに調整または変更済みの機能です。

Wireless Control > Scheduler
Wireless Control > Scheduler Association

2つのモジュールがOmada SDNコントローラー 4.1.4のプロファイルモジュールに調整されています。時間範囲のカスタマイズと連携で、より柔軟で実用的なアプローチが提供されます。

Insight > Untrusted Rogue APs
Insight >Trusted Rogue APs

2つのモジュールがOmada SDNコントローラー 4.1.4で調整されます。Rogue APs Detectionでは全チャンネルをスキャンし、最適化されたメカニズムで近くにある全APを検出できますが、新リリースでは不正なAPをTrusted/Untrustedに分類しないため、構成がシンプルになります。

Site Settings > Log Settings

旧バージョンでは、システムログを受信するために送受信者両方のメールアドレスを設定し、特定の時間または間隔で送信されるシステムログを決定するためのTime Modeを設定する必要があります。新しいコントローラーモジュールでメールサーバーを設定すると、Omada SDNコントローラー 4.1.4はパスワードのリセット・通知・システムログの配信に関するメールを送信できるようになります。システムログについては、管理者アカウントに紐づけられたメールボックスへ定期的に自動メールが送信されます。

Controller Settings > User Account

システム管理者の階層化された役割が再定義されました。古いコントローラーのシステム管理者には、 Administrator (Root Administratorを含む)・ Operator・Observerという3タイプの役割があります。新リリースではMaster Administrator・Administrator・Viewerの3タイプの役割に変わりました。

どのSDNコントローラーをアップグレードしますか?

Omada SDNコントローラーでは多様な導入ソリューションを提供します。 3種類のコントローラーは形式が異なりますが、ネットワークの管理と監視において同じ機能を果たします。

どちらのコントローラーを使用していますか?

アップグレード手順

 
1. 現在のコントローラーをバックアップします。
  • Step 1

    Controller Settings > Backup&Restore の順に進みます。

    Step1

  • Step 2

    Retained Data Backup のドロップダウンリストから、データをバックアップする期間を日数で選択してください。7日間を選択した場合、直近7日間のデータのみがバックアップされます。

  • Step 3

    Backup クリックして、現在の設定とデータをコントローラーにバックアップファイルとして保存します。

2. 現在のコントローラーをアンインストールします。
  • Step 1

    コントローラーホストのタスクバーの検索ボックスにControl Panelと入力し、結果から選択してください。続いてPrograms > Programs and Features と選択します。

    削除するプログラムを長押しし(または右クリック)、Uninstalを選択します。続いて画面の表示に沿って進めてください。

    Step1

  • Step 2

    コントローラーの全データを完全に削除する場合は「No」をクリックしてください。

    Step2

3. Omadaソフトウェアコントローラー 4.1.4をインストールします。
  • Step 1

    インストールファイルを実行し、ウィザードに従ってOmada SDNコントローラーをインストールします。インストールファイルはこちらからダウンロードできます:  https://www.vigi.com/en/support/download/omada-software-controller/

  • Step 2

    Omada SDNコントローラーを起動させ、表示に沿ってクイックセットアップを完了させます。ウィザードが完了するとログイン画面が表示されるので、作成したユーザー名とパスワードを入力し「Log in」をクリックしてください。

4. 以前のコントローラーのバックアップファイルをインポートします。
  • Step 1

    Settings > Maintenance > Backup & Restore の順に進みます。

    Step1

  • Step 2

    Browse をクリックし以前のコントローラーのバックアップファイルを選択します。続いて Restore をクリックしてファイルをアップロードします。

5. Omada SDNコントローラーのデバイスをアップグレードします。
  • Step 1

    After the backup files imported, the devices will be automatically discovered and adopted by the controller. Go to Devices, and click Upgrade Icon to upgrade the devices one by one. Or you can click Start Rolling Upgrade to upgrade the devices in batch.

    Step1

  • Step 2 (Optional)

    To realize custom upgrade, you can click the entry of the device to open the Properties window, click Config and then you can upgrade the device’s firmware version manually in Manage Device section.

    Step2

 
 
1. Omadaソフトウェアコントローラー4.1.4をインストールします。
 
2. 現在のコントローラーから新しいコントローラーへ、設定とデータを移行します。
  • Step 1

    現在のコントローラーで Controller Settings > Migrate > Controller Migrate と進み、Retained Data Backup からバックアップするデータ期間を日数で選択し、Download Backup File をクリックして現在のコントローラーの設定とデータをバックアップファイルとしてエクスポートします。既にバックアップ済みの場合は Skip をクリックしてください。

    Step1

  • Step 2

    Log in to the cloud-based controller. If you don't have a cloud-based controller, go to https://omada.tplinkcloud.com and follow the instructions to register for a cloud-based controller first.

    Go to Settings > Maintenance > Backup & Restore. Click Browse to locate and choose the backup file of the previous controller. Then click Restore to upload the file.

    ファイルが新しいコントローラーに復元されたら、以前のコントローラーに戻って Confirm をクリックしてください。

    Step2

  • Step 3

    現在のコントローラーで、新しいコントローラーのIPアドレスまたはURLを Controller URL/IP 入力フィールドに入力します。続いて Migrate Devices をクリックし、デバイスを新しいコントローラーへ移行させます。

    Step3

    注意:
    コンピューターでTCP/UDPポート29810〜29813が有効になっているか確認してください。有効になっていればEAPがポートを介してコントローラと通信できます。ファイヤーウォールやウイルス対策ソフトがこれらのポートをブロックすると、コントローラーとEAP間のパケットもブロックされます。

  • Step 4

    移行した全デバイスが表示され、新しいコントローラーに接続されているか確認してください。 新しいコントローラーのデバイスページで、移行されたすべてのデバイスが Connected のステータスになったら、Forget Devices をクリックして移行プロセスを完了させてください。

    Step4

  • Omada Cloud-Based Controller uses device-based licensing model to manage the devices and networks. Therefore, bind the devices with valid licenses after all devices are migrated to the Omada Cloud-Based Controller. For detailed information about device-based licensing, refer to Know more about licensing.
3. Omada SDNコントローラーのデバイスをアップグレードします。
 
 
 
1. 現在のコントローラーのファームウェアをアップグレードします。

ハードウェアコントローラーは、オンラインや手動でアップグレードすることも可能です。

オンラインアップグレード
  • Step 1

    Controller Settings > Maintenance の順に進み、Download & Upgrade をクリックしてコントローラーを暫定バージョンの1.2.3にアップグレードします。

    Step1

  • Step 2

    Settings > Backup&Restore の順に進みます。

    Step2

    Retained Data Backup のドロップダウンリストから、データをバックアップする期間を日数で選択します。Backup をクリックして、現在の設定とデータをコントローラーにバックアップファイルとして保存します。

  • Step 3

    バックアップが完了したら Controller Settings > Maintenance の順に進み、Download & Upgrade をクリックしてコントローラーを新バージョンの1.7.0(Omada SDNコントローラー)にアップグレードします。

    Step3

手動アップグレード
  • Step 1

    Controller Settings > Backup&Restore の順に進みます。

    Step1

    Retained Data Backup のドロップダウンリストから、データをバックアップする期間を日数で選択します。Backup をクリックして、現在の設定とデータをコントローラーにバックアップファイルとして保存します。

  • Step 2

    Controller Settings > Maintenance の順に進んで Browse をクリックし、新バージョン1.7.0(Omada SDNコントローラー)のファームウェアファイルを選択します。

    Step2

2. 以前のコントローラーのバックアップファイルをインポートします。
 
 
 
 
1. Omada SDNハードウェアコントローラーを展開します。

ネットワークトポロジーや必要に応じて、新しいハードウェアコントローラーを配置してください。続いてコントローラーを起動させ、説明に沿ってクイックセットアップを完了させます。

 
 
 
 
1. Omadaソフトウェアコントローラーにアップグレードします。
同じPCでアップグレードする
 
デバイス間でアップグレードする
 
2. 現在のコントローラーから新しいコントローラーに設定とデータを移行します。
  • Export
  • Step1
  • cloud-based controller
  • IP/Inform URL
  • Step3
  • Step4
 
 
1. Omadaハードウェアコントローラーにアップグレードします。
同じOmadaハードウェアコントローラーでアップグレードする
 
別のOmadaハードウェアコントローラーにアップグレードする
 
 

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