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320MHz:Wi-Fi7が持つ超ワイドチャンネルの価値とは?

By TP-Link Editorial Group

アップグレードを続けるWiFiテクノロジー同様に、WiFiチャンネルのサイズも同様に拡大しています。

WiFi 5では160MHzチャンネルが初めて導入されましたが、5GHzにしか対応していませんでした。WiFi 6では、このチャンネルをより小さなサブキャリアに分割し、様々なデバイスへ効率的に割り当てられるようになりました。

WiFi 6Eでは、新たに6GHzが利用可能となったことで、これまでの輻輳から解き放たれ、同時に最大7つの160MHzチャンネルに対応可能となっています。

そして、最新テクノロジーのWiFi 7には、非常に広い320MHzチャンネルが新たに含まれています。
数値アップが意味するものとは?どんなデバイスがその恩恵を受けられるの?そもそも必要なものなのか?

その答えがここにあります。

 

320MHzチャンネルとは?

WiFiチャンネルを道路、データを車両としてイメージしてみてください。80MHz・160MHz・320MHzチャンネルは、それぞれ車線数の異なる様々なタイプの道路として考えることができます。車線の数が増えるほど道が広がり、より多くの車両が渋滞を避けてより速い速度で走行することが可能なのです。

WiFi 7, 320 MHz, TP-Link

分かりやすく説明すると、80MHzは住宅街の通り、160MHzは4車線道路のようなもの。WiFi 7の320MHzは8車線と非常に広く、より多くの情報を同時に送信し、より多くのトラフィックに対応できるようになります。

 

320MHzのメリットは?

1つ目のメリットは、スループットが80MHzの4倍、160MHzの2倍になること。これにより、WiFi 6/6Eと比べて伝送容量が2倍になります。

また、より広いチャンネルによって遅延が減ることで、伝送速度がさらに改善。理論値速度では最大46Gbpsの驚異的な速さを示します。

3つ目は320MHzチャンネルが6GHzバンドに設定されていること。混雑した既存バンドの影響を受けず、信号への干渉が少なくなります。

 

超広帯域な320MHzチャンネルは必要?

最新テクノロジーについて知っていると、WiFiの未来に心が躍るかもしれません。でも、まずはその新規格が自分にとって本当に必要なものなのかということを考える必要があります。旧規格のWiFiでも、日常生活にとっては既に十分な場合もあるからです。

一方でWiFi規格の開発は目まぐるしく進み、その変化に気づくのは難しいかもしれません。しかし、小さな違いの多くが私たちの暮らしに大きな影響を与えている場合があります。

1080pを例に考えてみます。この画質の動画をストリーミングできるようになってから約10年。気づけば4K動画が主流になりつつあり、オンラインゲームもよりシャープで、かつてないほど多くのプレイヤーに対応できるようになっています。

新型コロナウイルスの影響で、私たちはテレワークやオンライン授業に信頼性の高い高速WiFiがいかに重要かを経験してきました。WiFi 5から6、6Eと絶え間なくアップグレードが行われ、手軽にネットワーク構築ができなければ、実感できなかったかもしれません。

WiFi 7の登場も、人々のネットワーク習慣に確実な変化をもたらすことになるでしょう。将来的には高解像度の8Kライブストリーミングの視聴や、大規模なAR/VRオンラインゲームのプレイも自由に楽しめるようになるかもしれません。より効率的なオフィス環境の構築・スマートなセキュリティ管理・医療の遠隔サービス等の展開にも繋がる可能性もあります。

 

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